MisokoMasanori Official Blog

ヴォーカリスト美底マサノリの公式ブログ

音楽を「やめる」とか「やめない」って、決める必要ある?

『オレ実は、もう音楽やめたんだ。』

 

音楽で知り合った先輩とか友達に会うとよく聞く言葉。

 

やめる?音楽を?

 

俺には意味がわからない。

これは実際に先輩とした会話。↓↓↓

 

「え、バンドやめたんですか?」

「まあほんとたまに趣味で曲作ったり、年に1回ぐらいライブやったりはしてるけど」

「なるほど。」

「でもほんと趣味だよ?前みたいにプロになるとかそういうんじゃなくて」

「ならなくても楽しいなら良いじゃないですか」

 

「うーん・・・。ほんとは1本でやりたかったけどね。

 でも仕事もあるしミュージシャンで食べてくってなると大変だから」

 

「仕事しながら続けられないんですか?だって、年に1回でも趣味でも

 聴いてくれる人や会いに来てくれる人がいるんすよね?」

 「あー、それだったらまあやれるかな」

 

「やったほうがいいすよ、ぜったい」

「そうだね、ありがとう!」

 

実際この方は、専業になることに対していったん区切りをつけただけで

音楽活動を完全に自分から断ち切ることを選択したわけではなかった。

 

俺の見解はというと、

別に専業だろうが趣味だろうが「やめる」という選択は

別にしなくてもよい。

 

人は一番自然が良いに決まっている。

あなたが好きな音楽が流れてたら、途端に自然と体が踊り出したり

リズム取ってたりするに違いない。

ギターとか弾けたら指とか絶対勝手に動くでしょ!

 

それを食える食えないだけでキッパリやめることはできるのかい?

 

俺ムリ。

人が歌ってたら勝手にハモるし、口でギターソロを弾くし

なんちゃってボイパとかやるもん、勝手に。

 

ギャンブル好きやゲーマーと同じで、

我々には生活レベルで音楽が染み付いてるが故、

一種のオタクであり依存症と呼べるかもしれない。

 

俺はそれで全然良いと思っている。病気でも上等。

だって脳が勝手にそうなるし。

自分自身の体が「快」だと言っているのじゃ。 

 

作業中にBGMで音楽流すと勝手に分析してしまって

仕事が手に付かないって人が周りにけっこういる。

俺もそうなっちゃうよ。BGMはこのブログ書いてる今も

聴いてるけど「さざ波」だしね(笑)

 

それを完全にやめるって?ちと不自然よ。

やれるもんならやってみんしゃい。きっと辛いと思う。

 

あなたがどうだろうと、音楽は一生共にあるもの。

 

俺の中ではそう位置づけているから、

たとえこの先専業じゃなくなったとしても

何かしら音楽には関わっていると思う。

 

今はボイストレーナーやってるけど、

全部ボーカリストとしての自分に返ってくるし

もしかしたら世界中を渡り歩いて歌教えるようになるかもしれん。 

 

いやもしかしたら演歌に目覚めるかもしれん。

ジャズとか今は聴く派だけど、バリバリのジャズシンガーになってるかもしれん。

いやいや、今はまだ未知の領域だけどEDMとかハマったりして。

 

そういう色々な変化も楽しもうと思うし、もちろんそれで 

離れていく人もいればまたくっつくご縁がある。

 

もし食えてないなら、だからなんじゃい!

それを周りから見られて「まだ音楽とかやってんの?」

とか言われてヒヨる暇があったらそんなサブい奴とは縁を切れ。

 

自分の大事にしてるものを大事だと理解してくれないヤツなんかに

あなたの人生の貴重な時間を取られちゃいかん。

 

もちろん音楽業界自体が落ち込んでいる今、

音楽で商売することは前に比べたら難しくなってると思う。

 

だからこそ俺らがやるべきことがあるし、

次の世代が憧れの職業に「ミュージシャン」と書いて

それを当たり前に実現できるような世の中に、俺は是非していきたい。

 

そんな理想も叶えていきながら、とにかく

ずーーーっとこれからも音楽に救われて助けられて、

音楽と共に育っていくんだと思う。

 

もっともっと音楽で人と繋がりたいし

音楽人仲間を増やしたい。

 

これを読んでくれたあなたも同じ人種だと思ってるから、

ずーっと「いち音楽人仲間」でいましょう。

 

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